ニュースレター Vol. 37 「インフルエンザ」

2019年12月12日

皆様、こんにちは。冬のこの時期といえば、インフルエンザが気になります。大阪市の調査によると患者報告数が第47週(11月18日~11月24日)に、流行開始の目安を超えて流行期に入ったと報告されています。年末年始を安心して迎える事ができるように、インフルエンザの症状と予防について、触れてみたいと思います。

インフルエンザと普通の風邪は違います。普通の風邪の多くは「喉の痛み」「鼻水」「くしゃみ咳」が中心的な症状です。発熱などもそれほど高くなく重症化する事は少ないです。 一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。「38℃以上の発熱」「頭痛」「関節痛・筋肉痛」「全身倦怠感」などの症状が比較的早めに出現しやすいのが特徴です。合わせて前述の風邪と同じ症状も見られます。お子様の場合、まれにではありますが急性脳症を、ご高齢の方では二次性の肺炎を伴うこともあり重症化のリスクがあります。

グラフィックス1.png季節としては、例年12月から3月くらい が流行りやすいです。インフルエンザ の原因となるインフルエンザウイルスは A型、B型、C型に大きく分類されます。 このうち大きな流行の原因となるのは A型とB型と言われています。

インフルエンザにかかったと思われたときは人混みや繁華街への外出をやめお仕事や学校へも無理にはいかず、速やかにお近くの病院へ受診するようにしてください。 厚生労働省からも感染防止のために、インフルエンザワクチンの病院での摂取予防と、咳エチケット(ウイルスが飛散しないよう)を推奨しています。

インフルエンザにかからないようにするためのケアについて、下記でまとめてみました。

  1. 咳エチケット
    飛沫感染から自身を守るためにマスクを着用しましょう。
  2. インフルエンザワクチンを摂取
    ワクチンには発症予防と発症してしまった際でも重症化に少しでもなりにくいように緩和が期待されます。
  3. お部屋の加湿を心がけましょう。
    ウイルスは低温、低湿を好みます。加湿器などでお部屋の湿度を50%前後で保てると理想的です。
  4. 外出前後の手洗いうがい
    インフルエンザウイルスを手洗いでは接触した場合の洗浄ができ、うがいでは喉の乾燥を防ぐことができます。
  5. 十分な睡眠と栄養補給
    睡眠をしっかりとり、栄養が偏らないようにして免疫力低下を防ぐようにしましょう。

お悩みの症状などがあればお気軽にご相談ください。今後ともスタッフ一同、にしおかクリニックを来年もよろしくお願いいたします。

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