ニュースレター Vol. 38 インフルエンザの治療と注意点について

2020年1月19日

皆さま、こんにちは。本年もよろしくお願いいたします。
今号では、昨年に続いてインフルエンザについて触れていこうと思います。もし、インフルエンザにかかってしまった際の注意点についてまとめていこうと思います。

インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」によって起こる感染症で、例年11月から4月頃までが流行期です。  2019年第51週(12月16日から12月22日)の間で、大阪府内におけるインフルエンザの定点あたりの患者報告数(※)が、注意報レベルの目安としている10.00人を上回って注意勧告が既に出ています。現在も全国的に流行しているので、気になった症状がある際はすぐに医療機関を受診してください。
※大阪府感染症情報センター報告より

img1_vol38.pngインフルエンザは、発症してから「48時間以内の治療」が効果的と言われています。その理由は、インフルエンザのウイルスは、発症して48時間以内にもっとも増殖すると言われているからです。 このような理由から、48時間以内にインフルエンザと診断されて、治療薬(抗ウイルス薬)によってウイルスの増殖を抑えることが出来れば、症状が早めに改善するだけでなく、周囲の人への感染も防ぐことが可能になります。 インフルエンザかなと思ったら、なるべく早めに医療機関を受診しましょう!!

インフルエンザにかからないように予防や日々のケアをされていてもかかってしまう場合はあります。
そのような際には下記の2つの治療方法で対処していきます。

●一般治療

生活療法とも呼ばれ、インフルエンザ治療の基本となります。「安静にして睡眠を十分にとること」、「高熱によって脱水症状が起こらないように、水分をしっかり補給すること」がとても大切になります。

●薬剤治療

薬剤療法には、飲み薬、吸入薬、点滴などの抗インフルエンザウイルス薬を使う「原因療法」と、症状を和らげるための薬剤を使う「対症療法」があります。

インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いため、症状が出現して48時間以内にウイルスの増殖のピークがきます。このため、48時間以内に治療しないとお薬の効果が現れにくくなります。また、インフルエンザ治療薬は、ウイルスの増殖を抑えて感染の拡大を防ぐお薬なので、発症後できるだけ早く服用を開始することが重要です。

img2_vol38.png対症療法では、高熱の場合には解熱鎮痛薬(熱を下げるお薬)を、また、合併症として黄色痰(たん)など細菌の感染が疑われる場合には、抗菌薬(細菌を殺すお薬)を使ったりする場合もあります。

熱が下がったあとも、お薬はきちんと使い切り、最低2日間は自宅で療養しましょう。

本年もスタッフ一同、にしおかクリニックをよろしくお願いいたします。