クリニックレター
2026.03.16
クリニックレター特別編:それ、花粉症かもしれません〜くしゃみ・鼻水だけではない、春の不調にご注意ください〜
皆さま、こんにちは。
暖かい日が少しずつ増え、春らしさを感じる季節になってきました。
この時期になると、
- 「鼻水が続く」
- 「目がかゆい」
- 「のどがイガイガする」
- 「咳が出る」
- 「なんとなくだるい」
といった不調を感じる方が増えてきます。
花粉症は「鼻水」だけではありません
花粉症(アレルギー性鼻炎)は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりだけでなく、目・鼻・のどのかゆみ、後鼻漏(鼻水がのどに流れる感じ)、のどの違和感や咳を伴うことがあります。
また、花粉症は「鼻だけ」の病気ではありません。
鼻づまりなどの影響で睡眠の質が下がることがあり、日中のだるさや集中力低下につながることもあります。
「春になると毎年しんどい」
「風邪ではないのに、すっきりしない」
そんな不調の背景に、花粉症が隠れていることがあります。
鼻水が黄色や緑なのは、なぜ?
鼻水が黄色や緑になると、
「ばい菌が入ったのでは?」と心配される方もおられます。
しかし、鼻水の色は炎症の影響で変わることがあり、色だけで細菌感染とは決められません。
風邪でも黄色っぽい鼻水になることがあります。
一方で、
- 顔の痛みがある
- 熱がある
- 症状が長引く
といった場合は、副鼻腔炎などが隠れていることもあるため、受診をおすすめします。
花粉症と風邪の見分け方
花粉症では、透明な鼻水、連続するくしゃみ、目やのどのかゆみが目立つことが多いです。
一方、風邪では、のどの痛み、発熱、強いだるさなどを伴いやすく、鼻水の色が変わることもあります。とはいえ、花粉症と風邪が重なることもありますので、症状が長引く場合や判断に迷う場合はご相談ください。
花粉症対策のポイント
1.花粉をできるだけ避ける
花粉症対策の基本は、花粉をなるべく体に入れないことです。
- 外出時はマスクをつける
- メガネや帽子を活用する
- 花粉の多い日は長時間の外出を控える
帰宅後は、
- 衣服や髪についた花粉を払う
- 洗顔やうがいをする
といった対策が役立ちます。
2. 症状が強くなる前に治療を始める
花粉症は、ひどくなってから我慢するより、早めに治療を始めるほうが効果的です。
治療には、
- 飲み薬(抗アレルギー薬)
- 点鼻薬
- 点眼薬
などがあります。
症状の強さや生活への影響に合わせて、治療法を選ぶことが大切です。
3. 「毎年つらい」は相談のサインです
毎年、花粉の時期になると
- 鼻づまりで眠れない
- 仕事や家事に集中できない
- 咳やだるさが続く
といった方は、花粉症を我慢しすぎているかもしれません。
適切な治療で、症状がかなり楽になることもあります。
こんなときは受診をご検討ください
- 市販薬を使ってもつらい
- 鼻づまりで眠れない
- 咳やのどの違和感が続く
- 鼻水が黄色や緑で、なかなか良くならない
- 顔の痛みや発熱がある
このような場合は、花粉症だけでなく、副鼻腔炎など別の病気が隠れていることもあります。
最後に
花粉症は「毎年のこと」と思って我慢されがちですが、症状が強くなると、睡眠や集中力にも影響し、日常生活の質を下げてしまいます。
「風邪かな?」
「鼻水の色が気になる」
「咳やだるさも花粉症なの?」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では花粉症の診療も行っております。
症状に合わせて、少しでも過ごしやすい春になるようお手伝いできればと思います。

