クリニックレター
2026.05.01
クリニックレターvol.140: 65歳からの肺炎予防 ~肺炎球菌ワクチンが新しくなりました~
皆さま、こんにちは。
今回は、65歳の方が受ける肺炎球菌ワクチンについてお伝えします。
2026年4月から、高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種で使われるワクチンが、これまでのニューモバックスNPから、プレベナー20(PCV20)に変わりました。
対象となる方はこれまでと同じで、65歳の方、または60〜64歳で一定の障害がある方です。定期接種は1回のみです。
肺炎球菌ワクチンって何ですか?
肺炎の原因となる菌のひとつに、肺炎球菌があります。
この菌は肺炎だけでなく、重い感染症の原因になることもあるため、高齢の方では予防がとても大切です。プレベナー20は、20種類の肺炎球菌の型に対応したワクチンです。
目次
今回、何が変わったの?
これまで定期接種で使われていたニューモバックスNPに代わって、今年4月からはプレベナー20が使われるようになりました。
厚生労働省は、予防効果や安全性などを踏まえて、この変更を行っています。
接種は何回ですか?
現在の定期接種では、プレベナー20は1回のみです。
これまでのような5年ごとの定期追加接種は、現時点では行われていません。
接種方法は筋肉注射です。
東大阪市での自己負担額は?
東大阪市では、令和8年4月1日から、自己負担額が4,500円に変更されました。
市の案内でも、ワクチン変更に伴って自己負担額が変わったことが示されています。
また、接種期間は65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前日までです。
当院での自費接種について
定期接種の対象外の方で、プレベナー20を希望される場合、
当院での自費接種費用は13,000円です。
ここでひとつ注意です
「65歳以外は自費」と思われることがありますが、60〜64歳でも、心臓・腎臓・呼吸器の重い障害や、HIVによる免疫機能障害がある方は定期接種の対象です。
該当するかどうか分からない場合は、お気軽にご相談ください。
副反応はありますか?
接種後に、注射した部位の痛み、赤み、腫れ、だるさ、頭痛、筋肉痛などがみられることがあります。
気になる症状がある場合は、接種した医療機関にご相談ください。
最後に
今回の変更は、「肺炎球菌ワクチンがなくなった」のではなく、定期接種で使うワクチンが新しくなった」ということです。
東大阪市では自己負担額も変わっています。
対象年齢の方は、接種の機会を逃さないようご注意ください。
また、定期接種の対象外でも、希望される方は自費で接種できます。
詳しくは、どうぞ当院までお気軽にご相談ください。

