クリニックレターvol.141: 赤ちゃんをRSウイルスから守るために

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クリニックレター

2026.05.01

クリニックレターvol.141: 赤ちゃんをRSウイルスから守るために

妊婦さんへのRSウイルスワクチン無料接種が始まりました

皆さま、こんにちは。

今回は、妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんに関わる大切なお知らせです。

令和8年4月1日より、東大阪市では妊婦さんを対象としたRSウイルス母子免疫ワクチンが定期予防接種に追加されました。対象となる方は、無料で接種を受けることができます。

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RSウイルスは、乳幼児に多い呼吸器感染症の原因となるウイルスです。多くは鼻水や咳、発熱などの風邪症状で経過しますが、特に生後間もない赤ちゃんでは、細気管支炎や肺炎など重症化することがあります。

今回のワクチンは、妊婦さんに接種することで、お母さんの体の中で作られた抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルス感染症の重症化から守ることを目的としたワクチンです。

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対象となる方

接種時に東大阪市に住民登録があり、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦さんが対象です。

費用は無料です。

使用するワクチンは、**RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ®」**です。

接種回数は1回で、筋肉注射となります。接種時期が大切です

このワクチンは、妊娠中に接種してから赤ちゃんに抗体が移行するまでに一定の時間が必要です。

そのため、出産予定日が近い方や、計画分娩の予定がある方は、接種時期について主治医と相談することが大切です。

特に、接種後まもなく出産となった場合、赤ちゃんへの抗体移行が十分でない可能性があります。

接種前にご相談いただきたい方

以下にあてはまる方は、事前に妊婦健診を受けている医療機関や主治医にご相談ください。

  • 妊娠高血圧症候群を指摘されたことがある方
  • 妊娠高血圧症候群のリスクが高いと言われている方
  • 血小板が少ない方
  • 血が止まりにくい病気がある方
  • 血液をサラサラにする薬を内服中の方

ワクチンは筋肉注射ですので、出血しやすい状態にある方は注意が必要です。

当院でも予約接種できます

にしおかクリニックは、妊婦さんへのRSウイルス母子免疫ワクチンの接種医療機関となっています。

接種をご希望の方は、母子健康手帳、本人確認書類をご持参ください。

ご不明な点があれば、受付までお問い合わせください。

成人・高齢者向けのRSウイルスワクチンについて

当院では、成人・高齢者向けのRSウイルスワクチンである**アレックスビー®**の任意接種も行っています。

ただし、妊婦さんの無料接種で使用するワクチンとは、対象者・目的・費用が異なります。

妊婦さん向けの無料接種は、赤ちゃんを守るための**RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ®」**です。

成人・高齢者向けのRSウイルスワクチンについてご希望の方は、診察時にご相談ください。

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最後に

RSウイルスは、赤ちゃんにとって身近で、ときに重症化することがある感染症です。

妊娠中にできる予防のひとつとして、RSウイルス母子免疫ワクチンがあります。

対象となる妊婦さんは、接種できる期間が限られています。

ご希望の方は、妊婦健診の際に主治医へご相談のうえ、早めにご検討ください。

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