クリニックレター
2026.08.03
クリニックレター Vol.150 もし今日、水道が止まったら...― 熊本地震が教えてくれた、命を守る「水」の備え ―
「もし今日、水道が止まったら...」
先日、熊本県で最大震度7の地震が発生しました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
報道では、電気は比較的早く復旧した地域がある一方で、断水により飲み水や生活用水の不足が大きな課題となっていることが伝えられています。
私たちは普段、蛇口をひねれば当たり前のように水が出る生活を送っています。
しかし、もし今日、ご自宅の水道が止まったらどうでしょうか。
水が止まると、生活は大きく変わります
水が必要なのは、飲み水だけではありません。
- 飲み水
- お薬を飲むための水
- 調理
- 歯みがき
- 手洗い
- トイレ
毎日当たり前にできていることが、一気に難しくなります。
特に夏場は脱水の危険も高まり、健康への影響はさらに大きくなります。
今、ご家庭で確認したい「水」の備え
一般的には、1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば7日分程度の飲料水を備蓄しておくことが推奨されています。
さらに、
- 飲み水
- お薬を飲むための水
- 調理用
- 手洗い・トイレなどの生活用水
は分けて考えて準備しておくと安心です。
「薬はあるけれど、水がない」こともあります
高血圧・糖尿病・心臓病などで毎日お薬を飲まれている方は、災害時に「薬はあるけれど、水がなくて飲めない」という状況が起こることがあります。
特に夏場は脱水にもなりやすいため、お薬と飲料水は必ずセットで備えておきましょう。
また、おくすり手帳や服薬内容をスマートフォンに保存しておくことも大切です。
以前ご紹介した「おくすり手帳」の備えも、ぜひご確認ください
当院では以前、クリニックレター Vol.139「災害時のお薬とおくすり手帳」をご紹介しました。
今回の「水の備え」とあわせて、「水」「お薬」「おくすり手帳」この3つを一緒に備えていただくことで、災害時にも安心して治療を続けることにつながります。
院長からひとこと
今回の熊本県の地震では、「電気よりも、水で困っている方が多い」という報道がありました。
私たちが備えるべきものは、防災用品だけではありません。
「水」
「お薬」
「おくすり手帳」
この3つは、ご自身やご家族の健康を守るために欠かせない備えです。
災害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、「災害が起きてから」ではなく、「今日から少しずつ」準備を始めてみませんか。
にしおかクリニックからのワンポイント
水の備えチェックリスト
- 飲料水(1人1日3Lを目安)
- 常備薬・処方薬(1週間程度を目安に)
- おくすり手帳
- モバイルバッテリー
- 非常食
- 家族との連絡方法・避難場所の確認
小さな備えの積み重ねが、大切な命を守ります。

