お知らせ
2026.08.17
帯状疱疹、本当に怖いのは「その後の痛み」です。― 65歳からのワクチンで、未来の痛みに備える ―
帯状疱疹は、誰にでも起こる可能性があります
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)にかかったことがある方なら、誰でも発症する可能性がある病気です。
水ぼうそうが治ったあとも、原因となるウイルスは体の神経の中に潜み続けています。
加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、再びウイルスが活動し始め、帯状疱疹を発症することがあります。
特に50歳を過ぎると発症率が高くなり、70歳代で最も多くなることが知られています。
一番注意したいのは「帯状疱疹後神経痛」
帯状疱疹は、皮膚の発疹が治れば終わりとは限りません。
特に注意したい合併症が、帯状疱疹後神経痛(PHN)です。
発疹や水ぶくれが治ったあとも、
- ピリピリする
- ズキズキする
- 焼けるように痛む
といった神経の痛みが、何か月も続くことがあります。
年齢が高くなるほどPHNのリスクも高くなるため、帯状疱疹そのものを予防することが大切です。
2025年4月から「定期接種」になりました
帯状疱疹ワクチンは、2025年4月から定期接種となりました。
2026年度は、65歳になる方に加えて、5年間の経過措置として、
70・75・80・85・90・95・100歳になる方
も定期接種の対象です。
また、60~64歳で一定の免疫機能障害がある方も対象となる場合があります。
大切なのは「対象となる年度」が決まっていることです。
「また来年受ければいい」と思っていると、定期接種の対象から外れてしまう場合があります。
自治体から接種のお知らせが届いた方は、内容を一度ご確認ください。
帯状疱疹ワクチンには2種類あります
現在、定期接種で使用される帯状疱疹ワクチンには2種類あります。
それぞれに特徴があり、年齢や持病、治療内容などによって適するワクチンが異なります。
当院では、患者さんの状態を確認したうえで、どちらのワクチンが適しているかをご相談しながら決めています。
東大阪市にお住まいの方の費用
2026年度の定期接種対象者の自己負担額は、
生ワクチン(ビケン)
1回接種 4,000円
組換えワクチン(シングリックス)
1回 10,000円 × 2回
= 合計20,000円
です。
※上記は、東大阪市の定期接種対象者の自己負担額です。
※生活保護受給者等は自己負担が免除される場合があります。
※対象年齢・接種時期などの条件がありますので、詳しくは当院または東大阪市のお知らせをご確認ください。
院長からひとこと
帯状疱疹は、
**「発症してから治療する」だけでなく、
「発症する前に予防する」ことを考えられる病気になりました。**
特に高齢になるほど、帯状疱疹そのものだけでなく、その後に長く続く神経痛が問題になります。
「自分は今年、定期接種の対象なの?」
「どちらのワクチンを選べばいいの?」
「持病があっても接種できる?」
そんな疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。
今年度、定期接種の対象となっている方は、この機会を逃さず、ワクチン接種について考えてみてください。
にしおかクリニックからのワンポイント
- 50歳を過ぎると帯状疱疹の発症リスクが高くなります。
- 2026年度は、65歳および経過措置の対象年齢となる方が定期接種の対象です。
- 東大阪市の自己負担額は、ビケン4,000円、シングリックスは2回で合計20,000円です。
- 定期接種には対象となる年度があります。接種機会を逃さないようご注意ください。
帯状疱疹は「かかってから」だけでなく、「かかる前」の予防が大切です。

